2010-07-15

夢のあとさき、のあと

あらためて、決勝ものすごくタフな試合になったんだな~

オランダはあれがたぶん唯一勝機をつかめそうなやり方で、実際、数はそれほどなかったけどあわやのシーンがあったから、先に一点とれれば、たぶんそのまま勝てたのかもしれない、と思う。しかし、オランダのチャンスが裏への、スペースへのパスから生まれていたのは当然として、スペインは驚くほどタイトなところにパスを通して、力と技術でチャンスをつくり出していたから、その差はあらためて見てみると結構ある。

近くに相手がいるところでも、信じられないくらい速く正確なパスを通して、しかもそれを一発でコントロールして次につなげていく、そうした個々のプレーは有機的に組み合わさって全体の戦略に奉仕する。個人あっての高度な組織であり、高度な組織あっての個人・・・
優勝に相応しいチームの優勝だった。

ところで、
審判についていろいろ言われているけれど、私見ではかなり頑張っていたんじゃないだろうかと・・・
グランドレベルで、あのレベルの試合を見て理解・解釈して判断する、というのは並大抵のことではない。
狡猾なスペイン、野蛮なオランダ。
二種類の質の異なる悪意と汚さの中でのゲームコントロールだ。

機械的な技術の導入が話題にのぼっていたけれど、個人的にはサッカーは今のような審判のあり方を基本に進むべきだと思う。完璧にハイテクに頼るなら、選手ひとりひとりとボールの位置を把握して、リアルタイムで解析すれば済むことかもしれないけれど(言うほど簡単じゃないのも確かだが)、
そういう方向ではないところにサッカーというものの本質があるような気がする。一試合に何度かのビデオを利用してのチャレンジ・システムは面白いかもしれないけれど、それはさほど重要なこととは思えない。

誤審があり、プレーヤーとレフェリーの心理戦や騙し合いがあり、不条理もあるのがサッカーなんだ、
などと言っては、もはや時代遅れなんだろうか・・・

2010-07-12

夢のあとさき

終わってしまった・・・

結果から言えば、もっとも優勝に相応しいチームが優勝したということになる。
予選リーグの戦いは結果だけではなくあまり感心しなかったスペインだったけれど、16up以後は見違えるようにすばらしいチームとなり、個人と組織、部分と全体が美しく調和したサッカーで、凄みをみせてくれた。

とか何とかいいつつ、実は延長戦に入って睡魔に負け、肝心のところをみてないんだな~これが><

というわけで、試合をちゃんと見直すことにしよう・・・

2010-07-09

決勝だ

中途半端に忙しくして、誕生日だといって自分勝手に酒を呑み、何となく日を過ごしているうちに、最終局面に進んできてしまった。

思い通りにいかなかったときに必要な「変化」を誰ももたらすことのできなかったドイツ・・・
失礼ながら、予想外に「よい時間」を持続できたスペイン、
と言うわけで終わってみれば非常に順当な勝敗でした。
どちらも、優れた個の力をベースに、例えばスカウティングまでを含め、非常に高度に戦略的な戦いができるチーム。これまで言われてきたような「組織」のさらに先、有機的に統合された全体像としてのチームのあり方、戦略的な戦い、そしてそれがうまくいかなかったときの構造的な変化・変更、
そんなレベルの戦いにトップクラスはどうやら突入したようだ。

個人では勝てない、戦術レベルのチームワークでも勝てない、
難しいものになってきてるな~
ふり返って我が代表の戦いをみても、決勝T進出のカギはそこにあった。
個人対個人で劣るからの「組織」などではなく、まずしっかりと個人レベルで戦えてこその、局面での「組織的」戦術が、かなりの程度まで戦略的に実現できたからこその結果で、ある意味、高いレベルの戦いの入口まで到達できた、と言えるかもしれない。
とはいえ、すべては時々刻々と変化してとどまらず、このワールドカップにしても「一瞬」のこと。すべてがもはや「過去のよい思い出」に過ぎない。

さて、決勝。
「よい時間」をある程度長く保てれば、スコアは僅差でもスペインが力通り順当に勝つだろう。それを阻止するため、オランダもまたじぶんたちの「よい時間」を最大の効率で利用しようとするだろう。気持ちよくやらせないためには、これまでの試合以上に、オランダは「汚い」プレーで立ち向かうはずで、もちろんスペインも負けてはいないだろう。
スペインの優位は確かとしても、結果は予測不可能です。

ウルグアイ対ドイツは大差でドイツが勝つ可能性が高いけど、違う流れになるかもしれない・・・。
どっちにしても残り二試合。プロフェッショナルで、汚く激しく、過酷な戦いになるだろう。
そして最後の最後は「人間」の問題に・・・
もうちょっと早い時間にやってくれればな~><

2010-07-04

Don't Cry for Me Argentina・・・

なんかすごいことになってしまった。

決してチームとしてうまくいっていたとはいえないアルゼンチンだけど、能力不明の超カリスマ監督のもと、よくわからない進撃を続けていたが、調子に乗っているドイツに蹂躙されてしまった。
たぶん、こんな感じのチームがベスト8まで進むことなど、もう二度とないかもしれない。
そういう意味では貴重なものを見たことになる。

英雄の時代、偉大な人間が偉大な輝きを発する時代が終わり、 より高度に訓練され、組織化されたものたちが生き残る。
それでも英雄は死なないだろう。
少々コミカルな存在になってしまったとしても、英雄は英雄にほかならない。

ブラジルが去り、アルゼンチンまた後を追い、パラグアイは良い試合をしたけれど武運が足りなかった。アメリカ大陸優位ではじまった大会は、4強で大きく様子を変えてしまった。

マイクロソフトの新技術

と、聞けば、誰でも何か電子的なデバイスやプログラミング上のものなどを思い浮かべる、
のが、まあ、当然なんだけど・・・

最近発表された、電池の+ーを気にしないでいれられるという、InstaLoadは、なんだか「発明コンテスト」銀賞みたいでおかしかった。電気的な処理一切なし、電池の端子の形状を工夫して解決、だから、二股ソケットなんかに近いノリのもの。

これがyahooのコメントありニュースになったので、中身も確かめないで「ダイオードによる全整流回路だろうけどロスが多い」とか、「そんなの昔からあるけどコストが高くなるから誰もやらないだけ」とか、
「そんなことに技術を使ってライセンス料とるな」とかの書き込みが相次ぎ、しばらくすると誰かが真相に気づくんだけど、時間がたつとまた、元の木阿弥状態に・・・。

「新技術」の内容そのものは、ま、そんなのも状況によっては便利だし、ユニバーサルデザインの一部だな、ということで、コロンブスの卵的な手際ににやりとさせられる。

しかし面白いのはこれに短絡して、電気的知識(どれくらい本物なのかな~^^)を振りかざす人たち。
ちょっとした検索で情報を得ることさえできないくせに、勝手な思い込みで面倒くさいことを書く素人・・・。

ま、いらいらさせられることもあるけど、
広い意味では、そういう方々のおかげで、お給料がいただけるのですが・・・

2010-07-03

さよならオグリキャップ

死亡の報に感慨深し。

いわゆる「地方馬」で中央競馬に名を残した馬は少なくない。
みんな忘れられない。
アズマキング、イナリワン、ヒカリデュール、・・・ハイセイコーは言うにおよばず、だ。
薬物疑惑の中で姿を消したステートジャガーも。
もともとどういうわけかこういう馬に思い入れをしていまうたちで、 そんなわけだからオグリキャップは、馬券は別として、いつも応援していた。いろいろ意見は分かれるところだろうし、負けたレースではという気もしないではないが、ホーリックスのレコード勝ちの2着に負けたJCが一番記憶に残っている。他の馬との戦いであると同時に、無謀な使われ方との戦いでもあったこのレースで、
オグリは本当に健気に走り、偉大な資質をあますところなく見せてくれた。

やがての最後の有馬は御褒美だったか。
めざましい子を出すことはできなかったけど、本当に実力だけでつかんだ種牡馬としてのチャンスだった。
兎も角、ありがとう、ゆっくり休んでください。
本当はまだまだ走りたかっただろうけれど、その時は終わった。

栄光何するものぞ、だがしかし、誰か夢なき・・・

カカーの涙

ブラジル敗退・・・

いかに技術・体力あらゆる面で勝っていようとも、負けることがあるのがサッカー。
昨夜のブラジルは、負けるとしたらこんな感じかも、という負け方だった。
前半と後半ではまったく違う試合・・・オウンゴールはわが代表の専売特許かと思ったら、そうでもないらしい。ジャブラニとブブゼラというふたつの奇妙なパラメータがいくらかは関わったのか。

それにしても、あの、強いオランダが「弱者としての戦い」を強いられていたのは、予測したこととはいえショッキングなことだ。

上には上がある。

ブラジルの敗戦の中では、「黄金のカルテット」を擁した82年を思い起こさせるものでもあったけど、
今回はむしろ、現代的に高度に組織化されたが故の、 いったん崩れたゲームプランの先に、何かを立て直すことの困難さ、の問題でもあり、事情はかなり違う。

ふてぶてしいようで、少年の面差しの残るカカーの試合終了直後の映像をみているうちに、予定していたことと実現することが一致し難い、ピッチ上の事はピッチ上で解決しないといけない、そんなサッカーの本質をあらためて教えられた感がある。

さて、この後は・・・
オランダが悲願を達成するのかどうか・・・
ウルグアイには悪いが紙一重の優位があると思われるので、 相手はディエゴとリオネルのアルゼンチンか、はたまた若武者ひきいるドイツか、脆さと美しさ、弱さと強さの同居したスペインか・・・「弱者としての戦い」の専門家・パラグアイか・・・

と、書きつつ、今大会のオランダには頂点にたつべき何かが欠けているようにも思うので、優勝はオランダを破るどこか、じゃないかという気がしてきた。

ま、スペインにポルトガルが勝つと思ってた勘違いの俺予想だからな~・・・

2010-07-02

ワールドカップは続く

いよいよ面白いところにさしかかってきた。

そこに我が代表がいないのは寂しいが、その反面、純粋に楽しめる。
それは兎も角
これからの代表はどんな具合に何を足して、何を伸ばしてゆくことになるのだろう。連動する複数の献身的なプレーによるディフェンスが侮り難いものであることは証明できた。超一流には相当な差があるけれど、「普通」のサッカー強国となら技術・体力ともに渡り合えることも証明できた。

となると、次は何を・・・
すべてに関してのレベルアップは当然として、そこにはやはり何か新しいものが欲しい。例えばフォーメーションの流動性、もっと自由なポジションチェンジ。時間帯など試合状況によって超攻撃的にも、かつての「カテナチオ」的にもなるチームも面白い。
もちろん現実には、組織としての守備、というひとつの方向がもうしばらくは続くことになるだろう。
とは言ってものべつ幕なしに強い相手と戦うわけじゃないので、いろいろな可能性を試すことができるはずだ。

そのためには、柔軟で構築的な論理をもつ優れた監督が必要になるのだが。

2010-07-01

パラグアイ、優勝しちゃってw

あらためて今日、試合を再検証。

よくやってはいたけれど、もう少し攻撃的にならなくちゃいけなかったな~と痛感。その結果は失点にも繋がったかもしれないけれど、2点とって勝つ、ぐらいの意識でよかったのではないだろうか。
未だに日本の個人技のレベル低いとか、実態をまったく見ていない意見を吐く人がいて吃驚するけれど、実はそのあたりは既にかなりのレベルに達していて、だからこそ次のステップが難しい。もちろん、スペインがポルトガルから得点したときのような、精度・速度ともにもの凄いパスの連続、と同じレベルのプレーはなかなか実現しないと思うけれど、それは日本以外でも同じこと。
世界レベル(いい加減で嫌な表現だ)をブラジルとかアルゼンチンとかスペインに置く必要は全然ない。

突出したチームが、もう少し下手な、あるいは未成熟なチームに負けることだってある、という事柄全体が、要は今のサッカーのレベルにほかならない。だから、無論、パラグアイには勝つチャンスが充分にあったわけだ。大多数とまでは言わないけれど、かなりの人数の日本人が逃げ込みたい、強豪に伍してよく戦った、胸を張って帰国してこい、的な感想も、 悪い意味での「島国根性」からの発想で、まったく安易かつ無責任で、情けない。
戦いに負けたことはもっと悔しがらなくちゃ。
ワールドカップに出てる以上、みんな対等の立場・条件で戦うんだし、出た以上、しかも予選リーグを突破しちゃったんだから日本も充分に「強豪」なのだ。

さて、ところで・・・
PK戦は、トーナメントの進行上の必要悪ともいえるもので、実にしょうもない仕組みだ。これが登場してきた時には「そんなんでいいのか」と子供ながら思った記憶がある。だから、その結果をあれこれ言っても、本来のサッカーとは無関係なこととしか思えない。駒野にしたって、ミスと言えばミスだけど、やっちゃったもんは仕方がないし、責めたって仕方ない。
大体、上手だからキッカーになってる訳で、上手な奴ほど外すのがPK戦であり、難しくなるのが3人目あたりから。PK戦はとにかく最初に蹴るのが一番楽で、自分も含めてその場の全員が頭を使い始める前に、さっと済ませてしまえば楽に決められる(一応経験済み^^)。

パラグアイの選手が外した駒野に何かを語りかけていたらしいが、両方のすべての選手にとって、PK戦など、くだらない、仕方のない、しょうもないものだからこそ、それに翻弄されるという点では同じサイドの人間として語りかけていたに違いない。一説には「おまえの外したゴールは俺が次の試合で相手にぶち込んでやる」と言ったともいい、これはこれでなかなかいい話だ(嘘だとしてもよくできた話だ^^)。

ま、そんな訳で、日本はパラグアイに負けたんじゃなくて、パラグアイに勝てなかっただけなんだな~。かつては公式記録も「PK戦勝ち」というのはなく、あくまで引き分けだったと記憶する。

こういうのを負け惜しみというのだけれど。

2010-06-28

イングランド帰国・・・

何だかいろいろとうまくいってなかったみたいだから、まあ、こんなもんなのかもしれないけれど、 あの「誤審」は因縁を感じさせるものだった。

44年の時を経て、こんな続きがあるなんて。

あそこで同点だったら、また別の結末もあったような気も。

ウルグアイ、ガーナ、アルゼンチン、ドイツ・・・
まずはこの大会をうまく迎え、過ごしている国が勝ち抜いた。
残りの4つは、スロバキア、チリ、日本、スペイン・・・
とどうせなら番狂わせの連続を希望w

2010-06-27

疲れた・・・

足利に一週間滞在。

よい展覧会になりました。

そんな中でデンマーク戦、なんとか観戦。
今の日本ができる一番幸運な試合ができた。
3点目なんか、ものすごく強いチームの追加点みたいで、ちょっと感動。

さて、パラグアイ戦。
相手は相当強い(優勝する資格ありと見た)し、 南米はヨーロッパみたいに日本の「リズム」を嫌がらないだろうから、苦しい試合になると思いますが、勝機はゼロではない・・・

こんなことになるとは、まさか思わなかったな~
全ては俊輔を外したところから、というのは「過度の単純化」か?

2010-06-16

ライラック

かつて、というか我々の世代が幼かった頃まで、 多くの消え去ったオートバイメーカーがあった。

結局今の4社が生き残った訳だけれど、トーハツ・ランペットや小さいけれど高価なブリヂストンなど記憶に残っている。そんな中でもライラック(丸正自動車)は、シャフトドライブを採用した高性能車で知られ、今もファンが多いという。

最近入手した古い「モーターファン」誌には、その「白鳥の歌」ともいうべき大型車R92の記事があって、トヨタのワークスドライバーとして有名な蟹江光正氏がインプレッションを書いている。

そんなライラック車の中で、今一番知りたいのは、 「AS71」というモペットとDP90(ニューベビーライラック)の2台。
こいつらのデザインは半端じゃなく面白い。
ライラック側には林さんという優れた技術者・デザイナーがいて、さらに外部から秋岡芳夫ら「KAK」がデザインに参加していた(DP90については未確認)。

秋岡のインダストリーの仕事としては、セコニックの露出計やクライスラーのラヂオが知られていているけれど、オートバイの場合、デザインの関与は「スタイリング」だけでは済まない。
後年になると、この分野ではYAMAHAとGKの仕事が有名だが、「AS71」の場合は、どんな具合に仕事が進められたのか、非常に興味深い。
秋岡という人は、そんな技術とデザインの関係についても深く思考していた人のようだ。

というわけで、枕元のASUSのデスクトップ背景は、某所でみつけたAS71、じゃなくてその三菱版たるゲールペットの構造イラストにしてしまいました。

2010-06-15

ライオンは寝ていたけれど

テレビ観戦であんなにくたびれるなんて・・・

代表の初戦はなかなか見応えがあり、しかも最良に近い結果が残った。
あれこれあって、本当にどうにも方向が見えないところに落ち込んでいた我が代表だけれど、逆境がかえってよかったのか(本当かよw)、予想外によい戦いだった。

もちろん、カメルーンの信じられないほどの不出来が、試合結果を7割方生んだのだが。

イングランドの監督は日本の誇るDFの2得点で勝った後、 「4-1-4-1をやりたかったみたいだけど9-1になっちゃってたね」と揶揄したらしいが、実はそれが岡田の狙い、というか追いつめられての結論だったらしい。本田の「1トップ」にしても、まともに考えてのものというより、どのみち前を向けないなら本田を前に置いて少しでもボールをキープさせよう、シュートも見せればバックラインも放置できないだろう、というあたりが本音だったのだろう。
そういう意味では「0トップ」というのが正しい解釈かもしれない。

それにしても右サイドに置いたレフティが切り返しから見事なクロスをあげ、少し身長の足りない無理な体勢の頭をわずかに越えて、危うくトラップし損なったボールが利き足に、と、まじめに頑張った結果が、思わぬ贈り物になった。

選手交代も守備のためのフレッシュなフォワードの投入という点、なかなか見所があり、ドイツでこれをジーコにやってほしかったな・・・岡田も監督として成長したのかもしれない。・・・だといいんだけど。
とはいえ、カメルーンにもう少しつながれて冷静に攻められていたら 3点くらいの失点はあったかもしれないし、喜んでばかりもいられないが、オシムがいみじくもコメントしているように、
「選手個々の力はオランダもデンマークもカメルーンと同じレベル」。
「組織」が強調されているが、本当の勝因はマッチアップで戦えたことだから、これはよい兆候ではある。

オランダの守備陣も結構いんちきくさいので、ひょっとして引き分けまでは十分ありえるかも・・・
などと、今日のところはよい気分でいることにしよう。

2010-06-14

ここ数日のこと

9日にカタログ校了でちょっと一息。

いよいよ本番近いのであれこれ考えることが多い。
とりあえず残った大物は映像の編集。

木金はFの印刷物をつくって目がしょぼしょぼに。情報の確認がまだとのことで、未完成のまま。リソグラフ仕様は、モノクロであれこれ考えなくちゃいけなくて、結構つくっていておもしろいかも。
仕事場のが、ハーフトーンが美しいのに変わったのがありがたい。

金曜日は「友」でちょっと一杯。大好きなTちゃんと遭遇。Kさんと帰りがけが一緒になり、もう一杯と誘われるが、翌日自転車に乗る気満々だったので固辞して帰る。 その決心のまま、土曜日は自転車散歩に。

港北IKEAでお菓子を買い、すずかけ台へ。あちこち知人を尋ねて、夕刻は武蔵小杉。80キロ弱走ったが体調は良好で嬉しくなる。日曜はゆっくりと電車で多摩美へ。販売用の版画サンプルを預かって仕事場へ。帰ってみたらvitaliの「ノアの箱舟」完成していた。なかなかすごくてびっくり。

そして今日はお休みなのに雨。
晴れたら自転車乗りたいな~
そろそろ梅雨です。

2010-06-09

臨時休業

これから月末にかけては、えらく忙しくなる季節
というわけで、勝手に臨時休業。

雨が心配だったけど、戻って早々、フィルムを送ってほしいという息子用にフィルムを買いに自転車で出発。鶴川の郵便局にさしかかり、 EMSの用紙をもらっておいて、という細君の話を唐突に思い出し急停車。

その後、外に出てみると雨が・・・予定通り町田までゆくのかどうか、迷ったけどあっさり挫折。 踵を返して(後輪を返して、か?)新百合ヶ丘まで一目散に戻る。フィルムを買いしばらくぶらつくうち、とっくに雨は上がってしまい、そのまま生田を通り越して向ヶ丘遊園へ。 前から気になっていたインド料理店ではやめの昼食をとる。

家に帰ってしばらく仕事。気がつくと小一時間眠っていた。少しは働こうかな~という殊勝な心も働いたんだけど、どうやら天気が保ちそうなのがわかり、4時頃になって再び自転車を引っ張り出す。
特にあてもなかったので、いつものように多摩川CRへ。とりあえず国立・中央高速のあたりまで走って一服して折り返した。本当は読売ランドを登って帰るのが運動としてはいいんだが、まっすぐ登戸までもどって多満に寄ってしまいました。
知り合いはいたけど、あまりしゃべらずにあっさり帰宅。

朝夕二度の出撃でも65キロ程度、思ったより走ってないな~

2010-06-07

息子、上海に戻る

というわけで夕食は二人で成城まる・まーる。

はじめてゆく店、昔はロン・リベールだったところ。家庭料理風というか、あまり器用につくってない(つくれない?)洋食屋さん。
鯵のマリネ、カポナータ’(南瓜が入っていた)、チーズ盛り合わせで、アルゼンチンワインを一本呑み、食事はハンバーグとオムライス。特に何がどう、というのではないけれどなかなかいい感じで、また行ってもいいな。名前を忘れたアルゼンチンワインは、筋がいいけど、ちょっとスリムで若い.。

こういうワインは少しずつ注いでゆっくり酸化させると、 少しずつ開花する。
注ぐときもデキャンティングの要領で、年配男性のお○っこみたいな感じで^^

よい日になった。

2010-06-06

ubuntu 10.04lts

とりあえず何台かに入れて比較的「いい感じ」なので、忘れないうちに自分用のメモを兼ねて・・・

○インテル系
特に大きな問題もなく、気持ちよく動いている。
立ち上がりは確かに速いけど、特定のハードでその威力が炸裂、という感じ。
ASUSのノート(N5200)が手元では一番激速。
ま、SSDだから当たり前か^^
なぜか謎の立ち上がり遅延が9.10ではあったHPpen4も今回は大丈夫。
eeeもふ2台ともノート用じゃないノーマル版にしたけど、安定してるし実用上よい感じ。
メモリは2Gあれば普通の作業には充分。

○PPC系
liveCD起動はlive-nosplash-powerpcが良好。
lombard/iBookG4ともに問題なし・・・なんだけど、いくつか・・・
lombardではハイバーネーションはうまくない。いろいろトラブルが出る。
iBG4では、ログインを自動にすると無線LANの認証を記憶してくれない。
どっちにしても、ここを自動にするのはあまり利口なやり方じゃないかも。
挿すだけである程度動くドライバを使う方向から、
しっかりしたドライバをDLしてインストールの方向に変わったみたいで、
両者ともインストールには有線LAN環境必須。
lombardでPCMCIAが使えるようになったのは非常にgoooooodだ。
9.10は試していないけど9.04では何かカードを挿した瞬間に無言フリーズだったから、
非常に助かる。
pbbuttonsd.confでトラックパッドをdragにすると使いやすい。
全体に「まともな普通の」OSにますますなってきていて、

あまり悩まずに使えるのはいい反面、ちょっと簡単すぎて拍子抜け。
ubuntu tweakは標準装備にして欲しい。

2010-05-09

カメラが欲しい・・・かもしれない

パナソニックのDMC-L1をヤフオク購入、仕事で使い始めて4年くらい。
一般にはどうなのか知らないのだけれど、自分にとってはマニュアルっぽく使える便利なカメラで、主にweb用会場記録に使ってたんだけど、それ以外にも、いろんな印刷物とか、カタログ掲載の資料写真とか、時には展示用にかなりの大きさに引き伸ばした民家の台所などなど、仕事場でのメインカメラとしてお世話になってます。
キャップ代わりに普段はZUIKOのパンケーキ(25mm/F2.8)を付けてますが、レンズキットとして同梱の標準LEICA(14-50mm/F2.8-3.5=古い方^^)、ワイド側のZUIKO(ED 9-18mm/ F4.0-5.6)の2本で、僕の用途には充分なので、全部持っても、ま、さほどの荷物にならないのもよいところ・・・
ボディ側手ぶれ防止がないのも、ほとんどが三脚・複写台撮影なので気になりません。
ただ、唯一の不満は、画素数がもう少しあればなあという局面が何度かあったこと。資料の複写まがいのことだから、本来は別のカメラでやればよいのですが・・・
で、安くなっているので、と言い訳しつつ、DMC-L10かE-620のボディを買っちゃおうかな~と物色中。
フォーサーズの未来は明るくないかもしれないけど、3本のレンズが無駄なく使えればとりあえず満足です。
ああ、でも・・・動画も撮れるマイクロフォーサーズもいいな~
と、物欲が幽体離脱していって暴走しそうな予感

2010-05-07

うっかり読んでしまった

息子が家に放置していった「新宿鮫」。最近ちょいハマりでちぼちと読んでいる。
大沢在昌という人はマニアが昂じて作家になった人だけど、それはそれとして、プロの書き手としての高い技量を持っているから、作品はどれも、それなりに読めてしまう。
「アルバイト探偵」でさえ、である。否、アルバイト探偵は充分によくできてて面白いけどね。
で、その「アルバイト」、あ、まだ読んでないのがあった。読もうかな・・・と本屋で探していて何となく(うっかり)買ってしまったのが「銀座探偵局」。
面白いことは面白い短編集なんだけど、全編の雰囲気が、たぶん意図的に古めかしく作られていて、何だか「昭和軽薄体」とか野坂昭如「真夜中のマリア」位まで遡ってしまうような昭和の雰囲気さえ・・・。
時代背景はバブルなんだけど、もしかしてバブルは70年安保前夜と直結可能なのかも。

2010-05-03

こんなのが最初でいいのかな~

ブログ開設してから、いきなり何も書かないで時間が経っていましたが、
ま、それは、書こうと思っても体調が悪い話くらいしかなくて、何だか自分でも気が滅入りそうだったから、です。
で、今日は・・・
日本中が、とまでは言わないけれど、日本の大部分がお休みしている中、私は本日は仕事。撮影立会い+額装打ち合わせということで@多摩美。
昨日から本当に久しぶりに体調がいいので、絶対これは自転車だぜ・・・
橋本駅に割に近い多摩美までの距離は目黒までの通勤より少し長いくらい。
世田谷通りをどんどん進んで、鶴川の先、桜美林のそばで町田街道に右折。
すばらしい天気の中、本当に気持ちいい片道1時間ちょっとのライド。
仕事も、T巨匠(作家)+Y巨匠(写真家)+M巨匠(額装)という、私からすると、これ以上ない取り合わせで、 リラックスしながらもきちっと仕事する人たちの側にいると、何だか根拠もなく自分までちゃんと仕事してるような気になってきて、ちょっと嬉しい。
ま、あくまで、そんな気になるだけで、何かやった訳じゃないのですが。
行きはだらだらのぼりが連続、帰りは楽。
新百合ヶ丘で相方と待ち合わせしてでかいハンバーグ食って帰りました。