2010-07-01

パラグアイ、優勝しちゃってw

あらためて今日、試合を再検証。

よくやってはいたけれど、もう少し攻撃的にならなくちゃいけなかったな~と痛感。その結果は失点にも繋がったかもしれないけれど、2点とって勝つ、ぐらいの意識でよかったのではないだろうか。
未だに日本の個人技のレベル低いとか、実態をまったく見ていない意見を吐く人がいて吃驚するけれど、実はそのあたりは既にかなりのレベルに達していて、だからこそ次のステップが難しい。もちろん、スペインがポルトガルから得点したときのような、精度・速度ともにもの凄いパスの連続、と同じレベルのプレーはなかなか実現しないと思うけれど、それは日本以外でも同じこと。
世界レベル(いい加減で嫌な表現だ)をブラジルとかアルゼンチンとかスペインに置く必要は全然ない。

突出したチームが、もう少し下手な、あるいは未成熟なチームに負けることだってある、という事柄全体が、要は今のサッカーのレベルにほかならない。だから、無論、パラグアイには勝つチャンスが充分にあったわけだ。大多数とまでは言わないけれど、かなりの人数の日本人が逃げ込みたい、強豪に伍してよく戦った、胸を張って帰国してこい、的な感想も、 悪い意味での「島国根性」からの発想で、まったく安易かつ無責任で、情けない。
戦いに負けたことはもっと悔しがらなくちゃ。
ワールドカップに出てる以上、みんな対等の立場・条件で戦うんだし、出た以上、しかも予選リーグを突破しちゃったんだから日本も充分に「強豪」なのだ。

さて、ところで・・・
PK戦は、トーナメントの進行上の必要悪ともいえるもので、実にしょうもない仕組みだ。これが登場してきた時には「そんなんでいいのか」と子供ながら思った記憶がある。だから、その結果をあれこれ言っても、本来のサッカーとは無関係なこととしか思えない。駒野にしたって、ミスと言えばミスだけど、やっちゃったもんは仕方がないし、責めたって仕方ない。
大体、上手だからキッカーになってる訳で、上手な奴ほど外すのがPK戦であり、難しくなるのが3人目あたりから。PK戦はとにかく最初に蹴るのが一番楽で、自分も含めてその場の全員が頭を使い始める前に、さっと済ませてしまえば楽に決められる(一応経験済み^^)。

パラグアイの選手が外した駒野に何かを語りかけていたらしいが、両方のすべての選手にとって、PK戦など、くだらない、仕方のない、しょうもないものだからこそ、それに翻弄されるという点では同じサイドの人間として語りかけていたに違いない。一説には「おまえの外したゴールは俺が次の試合で相手にぶち込んでやる」と言ったともいい、これはこれでなかなかいい話だ(嘘だとしてもよくできた話だ^^)。

ま、そんな訳で、日本はパラグアイに負けたんじゃなくて、パラグアイに勝てなかっただけなんだな~。かつては公式記録も「PK戦勝ち」というのはなく、あくまで引き分けだったと記憶する。

こういうのを負け惜しみというのだけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿