2012-10-25

新しい相棒

騙し騙ししているうちに、一向によくならない風邪。細君が近所の住人から「その風邪は三週間」と言われてから二週間ほど経つから、そろそろ良くなってもよさそうなものだけれど、少し良くなると帰りに寄り道してしまったりして、自業自得。熱も咳もさほどではないけれど、今日は何も考えずに家でごろごろして録画した映画やドラマなど見たりしております。

そんなわけで、新しく若い相方を迎えて始まった『相棒』の3作目を時間差視聴。
どうも今のところシリーズ11はあまり調子が出ていない感じ。・・・と書いていてふと思い出して確かめてみたら、ちょうど一年前にも、同じようなことをシリーズ10について書いていた。どうもここのところシリーズとしての『相棒』は「スロウスターター」になってしまった感がある。

今さっき見た3作目も、何だかちょっと脚本からして心許ない。ボクサー=趙珉和、トレーナー=山本龍二、ゲストは悪くない。どこかで見たような、と思ったら本職の佐藤修がトレーナー役でいい面構えを見せていて、趙の回想に佐藤ばり大逆転KOシーンがあって面白い。 趙がどうにもプロボクサーに見えないのは困ったものだけれど、許せる範囲。記者役の渡嘉敷が楽しそうに演じて一番いい感じ。芝居ができる人だな~
別に面白くない、というような出来栄えではない水準作なのだけれど、端的に言って、つくりが薄手。新相棒・成宮が被疑者のいるボクシングジムに入門してしまう、なんていうのも「普通の刑事ドラマ」ならアリだが、『相棒』では正直やめて欲しい。

ま、ぼちぼち良くなるのでしょう。成宮寛貴は思ったよりずっとマシで、ちょっと安心。ただ、どうみてもチンピラ風で、その上、全然育ちが良さそうに見えないのが珠に瑕だ。
「おや君も気づいていましたか」「一応、警察官ですから」というあたりが「11」の相棒関係を象徴しているのだろうか。