2012-01-01

つつしんでしんねんのごあいさつをもうしあげます

あたらしく迎える西暦を見るたびに、「未来だ~」と思ってしまうのは私だけでしょうか。その上、昨年は地震は兎も角として、その後の展開が「こんな未来は嫌だ」的な展開になり、いまだそれが継続している訳で、まあ、とにかく今年は平穏な一年になってもらいたいものであります。皆様におかれましても、本年が良い年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

と、思いつつ新聞を広げたら、いきなりの一面見出しが「核燃料直接処理コストを隠蔽」で、ああ、やはりこの話からは逃れられないんだなあと実感。核燃再処理から国や東電が逃げないように、本当は安い直接処理(これも要は捨てて埋めるだけだからちっとも感心しない話ではあるけれど・・・)のコストを、いわゆる「ムラ」の人たちが隠蔽した、というある意味きわめてわかりやすい話で、正月から軽く国民の気持ちをげんなりさせる効果は抜群。

考えてみれば原子力発電による安くていくらでも使える電力、なんていうのはかつての「未来」の幻想にかなり重要な役割を果たしていて、自分などはまさに無邪気に『鉄腕アトム』的な未来をどこかで信じていた。そんな「原子力の平和利用」を、「進歩的な知識人」、被爆者・原水禁も原子力空母の入港に反対する人たちも共産党も社会党も、なぜだか判断停止状態で率先して支持していたのは確かで、たぶん、「反戦米兵」をかくまった人たちも、大菩薩峠の「軍事キャンプ」で「総括」を続けた人たちも、成田闘争に馳せ参じた人たちも、ほとんどが同じだったのではないだろうか。そういう意味で「隠蔽」されていること、「隠蔽したいこと」はあちこちにまだまだ沢山あるんだろうな~^^;

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