2012-02-13

安否確認

起きてみたら今日も寒そう。息子も上海に戻ってしまったし、何もする気にならずごろごろと・・・。いや、でも明日は自転車に乗れるぞ、と楽しみにしていたんだっけ、ということで自転車を引っ張り出したのは10時過ぎだった。

富士見ヶ丘の実家に行くちょっとした用はあるのだが、そのまま真っ直ぐ行ったのでは距離も短すぎるし、あまりにも面白くない。こんな時は何も考えずに登戸の橋を渡って多摩川サイクリングロードへ。平日とあって人も自転車も比較的少ない。一路、川上へ。気温は一向に上昇の気配なし。左の膝に僅かな違和感があったので、速度を上げすぎないように26~7キロを軽いギヤで維持して走れば、 手足の先は暖まらないけれど、15分もすると結構暑くなってくる。

誰が思いついたのか狛江あたりのサイクリングロードには速度を落とさせるための「罠」が何箇所もある。10メートルくらいに渡り、道路に50センチほどの間隔で横切る幅3センチくらいの木が埋め込まれていて、危険きわまりない。こんな嫌がらせみたいなことで自転車の速度を落とさせようという発想は、そもそも、自分で周囲の状況を判断して速度を変えたりしない馬鹿な奴、つまり役人的な頭の構造の人が考えたに違いない。大いに不愉快。こんなことがしてあっても、自転車は皆舗装から逸れて路肩を少しだけ迂回するだけなのが一目でわかり、ますます腹が立つが、もちろん自分も避けて走る。

京王相模原線、多摩川原橋-鶴川街道、相模大橋-川崎街道、是政橋-府中街道、南武線、関戸橋-16号、京王線、野猿街道、日野バイパス、中央自動車道、と順番にくぐれば国立の南、南武線矢川のあたりでいったん舗装が途切れる。右折して少し迂回すればまた続きがあるのだけれど、だいたい、ここまでで後は川から逸れてしまうことが多い。今日もここから少し北にのぼって256号に(覚えやすい番号だ^^)。右折して進めば国立インター入口のあたりで甲州街道になってしまうのでそのまま直進。府中駅周辺には行かず本宿町の二股は左の方に。そのまま高井戸の方に行っても良いのだが、今日は武蔵野線を越えて17号(府中街道)を左折し、そこから東八道路に右折する目論見。ところが17号はあまり車線が広くなく、いつものことながら混んでいるので、適当に17号から逸れ知らない交叉点で東八道路に出た。後は東八~人見街道と進めば久我山方面までは簡単。途中、牟礼のあたりで富山の煎餅屋の店があったので、固くなさそうな奴を選び土産にした。昔の菓子屋の店先にあった広口瓶みたいな形の入れ物でちょっと可愛らしい。

少々耳は遠くなったけれど母親はまずまず元気で、1時前には実家を出る。昼食は実家近くに少し前に出来たイタリアン、「ジェンマ」に寄ることにした。小さなバールはなかなかお洒落だけれど、果たして生き延びられるのだろうか、ちょっと心配。パスタのランチは前に食べたことがあるので、少し高いラザニヤを注文。セットのサラダも比較的量があり、チーズを惜しまないラザニヤもまずくない。コーヒーもまっとうだった。しかし、何かが不足している、という感じがしないでもない。地元に洒落た店があるのはいいことだから、何にしても客が増えてうまくいって欲しいもの。時々のぞいてみることにしよう。

適度な満足感の中、再び自転車に跨り成城へ。ちょっと御無沙汰している五丁目に住む老夫婦を思い立って訪問することに。手ぶらも何なのでマルメゾンでチョコレートなど調達。こちらも元気そうでほっとした。「今日は何ですか」と突然の訪問に怪訝そうな御主人に「安否確認ですよ」と言ったら「あははは、時々確認してもらう必要があるかもしれませんね」と笑っていた。

だらだらと50キロ余り走って3時過ぎに帰宅。午後の日差しには少しだけ春の気配がありました。

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